そばにいられればいいのに

他人が染み込んでいく感覚って、怖い。ぼくはやわいスポンジみたいに、力なくただぶつけられた色に染まっていく。そんなのはもう、嫌なのに、全部怖いのに、もうくたくたになっちゃってるから、一回捨てて新しいの買わなきゃ変われない。一度潰れてしまった…

泣かないでなんて言わないで

推し、愛してる。でも君は生きる理由にはならない。生きててえらいって言われて、嬉しいよ、でもぼくは死ねないだけだよ。結局怖いんだ、人に甘えて生きている。世界に甘えている。 もう誰の顔も見たくない。君のLINEを無視するたびに、少しだけ呼吸しやすく…

光のように生まれたはずだ

カーテンの隙間から覗く光を見ていた、彼は汗をかいていた、もう二度と会わないだろうと思った、君の人生とぼくは交わらない。 インターネットから消えてしまえば、自殺なのかな。消えちゃったら、すぐに忘れてね、人から忘れられて、ぼくは初めて死ねる。憂…

無題

いつもどうかしているけど、もっとどうかしている時があって、それは自分でも分かっているけど、どうも抑えることが出来ない。私の知らないところで、私を巻き込んで物語が進んでいくのを眺めている。すべて私が悪いのかもしれないけど、何かになすりつける…

angelkawaii

とってもかわいい女の子ならどれだけ病み散らかしてもわがまま言っても許される気がする。許しちゃうな、かわいいってずるいな。夢の中で人気者になっていたって意味がないや、起きたくなかった、いつだって起きたくない。 意識を失っていたい癖に夜更かしば…

僕の死にたいをいいねして

最果て、あるいはこの狭いベッドの上にて 明日が来るよ、逃げたいから眠ることができない、もう、忘れたい事ばっか、私はあの娘になりたくてたまらなくて涙涙涙、私の負けで、いつものタオルケットに顔を埋めて呻いている、ここにいます、ここにいますとも、…

とあるかけら

とあるかけらという自覚が足りなさすぎて、通院サボりすぎて、存在が鬱血して痣になる。こんにちは。君のLINEは、いつも間に合っていません。 ファンファーレと発狂って感じで毎日、夕暮れチャイムのあとは寂しい。情緒ランキングの一位にキモいが来てしまっ…

退廃センチメンタル

私が私じゃないように思う、私は一体何をしているんだろうって思う、これ、離人感?ソラナックス飲みすぎてまたよく分からんことをしていた。セーラー服が着たくて夜な夜なAmazonで探している。カワボだから配信アプリで2000円稼いだ。鬱ぴょい伝説しか分か…

絶対生存戦略

薄い睡眠と悪夢に挟まれてぺしゃんこになってる私を薬は助けてくれなくて、いつもインターネット逃げている。意識を逃したい、私以外に逃したい、のに、何にも夢中になれずに寂しさばかりがつのる。無趣味。また、無音。大丈夫っぽいですか?君の眼にどう映…

私になる

背伸びをしたって届かないものばかり目に入るけれど、私も誰かにとって届かない存在なのかもしれない。そうやって魂のかたちを保っていけるのなら、幸せになれるだろうか。優しい人に会うと自分も優しい人だと錯覚してしまうけれど、私は自分も他人も傷つけ…

爆裂承認欲求

いい子いい子って言われたい、可愛いって思われたい、特別でいたい、意味を与えてほしい、ここにいる意味、そんなのわたしもきみも生まれた時から持ってないから、与え合うんだよ。欲しがるんだよ。ほしいほしいほしい。あげるし、見ててあげるからわたしに…

さよならを教えて

貸してもらったモバイルバッテリー、一生返したくないな。貸した歌集につけた付箋に私を思い出してほしい。健全に帰される午後8時すぎ、ホテルに連れて行かれた日を思い出す。電車は知らない街を走っている。君は私の偽名を呼び続ける。いっそその名前に、君…

ワンダフル・ワールドエンド

泣きながら着地した気がする三月、早々に私はアップデートして桜の開花を待つ。不安とバトルなう、いつも負けてる。自衛できない。いますぐきらりん☆レボリューションを読んでいた頃に戻りたいし、戻れないし、ちゃおの付録全部捨てた。劣等感で死にたくない…

都忘れ

バイト先で冷たい風に晒されすぎて、極度の寒がりになってしまった。毛布でぐるぐる巻きになってから布団にもぐっている、さむい。 布団のなかにライトが当たるようにして、岩倉文也さんと焦茶さんの詩画集「あの夏ぼくは天使を見た」を読む。 そしてぼくは…

Sunny Wednesday, I love you

誰のことも嫌いになる訳ないじゃん。敵味方とか関係なく花束を抱えていたい、足が痛くても声が震えてもわたしでいたい、痛い、怖い。朝が来るし苦しい安定剤はいつもの容量で飲むよ、騒がしい声全部君のプレイリスト流して塞ぐから「大丈夫?どうしたの?」…

あたしのかみさま

ぜんぶ崩れちゃって足場がぐらついている二月おわり、わたしが色んなポケットに落ちていく。それぞれを渡りあるく日々よ、もう帰る場所をわすれてしまいました。丁寧に生きれるかよぐちゃぐちゃに生きろ、部屋にはさみとかぜんぜん落ちてるしもはやすべてが…

ディラックの海で

手が震えててばかみたいだ、でも必死で生きているのだ、そうまでして、そこまでして、みんな生きてるね。上手い気晴らしのやり方を知ってしまって、でもそれは間違ってるんだけど、わかってるけど、せかいが単純になった。全部作業でいい。好きな人たちとい…

今までお世話になりました

またブランコで背中を押してくれないかな。はやくSNSを辞めたいし、外側に関心を向けたい。日光を浴びようとしてふらふら歩いてたらタンポポが咲いていて、愛らしかったな、季節は変わっていくんだな。私だって変わらなきゃいけないのに自分を慰めるためだけ…

むしかご

床に落ちてる、キティちゃんのコップ、蓋のないペットボトル、ばらばらに開いた睡眠薬のシート、岩波文庫。世界の終わりみたいな部屋に、廊下を照らす蛍光灯の白い光が月明かりみたいに入ってくる。わたしだけのお月様。 ひとりでいたいのに抱きしめてほしい…

好きって絶望だよね

電車の床の、灰色の、もっと遠くのほうを見ていた。もうイヤホンから音は流れていない。意識が沈んでいくわたしを助けてあげたくて、ケーキを買って帰った。生クリームが少なめのショートケーキ。空腹で気持ちが悪かった。 どうしようもないもんな、って、ひ…

かけてあげる

かわいいよわたしは好きだよってひと言できみの世界救えないかな、魔法をかけたい、私がかけたい、つまんない魔法。 リピートしすぎて擦り切れる音楽。でも他の曲を聞く気もなくてただ少しボリュームを下げた、午前3時、ゆるいラップ、ゆるい孤独、ゆるい憂…

I wanna die in Spring

むちゃくちゃなときにブログ更新するのが好きだ。いつもよりうまく書ける気がしている。ありのままでいいからね。最高な音楽が聞こえる。一日の始まりがこわい。ずっとねてたい。食べるのも眠るの怖いって、どうしたらいいんだろ。「きみのひとみにかわいい…

思慮するゾンビ

白くて何もない部屋で過ごしたい。それは保護室ですか?牢獄ですか?あ、でも毛の長い猫がいるといい。撫でている間に日も暮れるかな。 今の部屋はうるさすぎる。白い部分が少ない。片づけても片づけてもあふれるいらないもの。愛着のないぬいぐるみ。捨てら…

楽園

気が狂っていたことを、遅れて知る。最中は最悪で永遠のように感じている、無理だ、逃げ切れないって気持ち。でも逃げ切れるんだ。けろっとして、空が白いなとか思う。それはわたしじゃないよって言いたいし思いたいけどぜんぶわたしなんだね、恐ろしい、気…

月になって

ループしている気がする、これは感情の話。どこか欠けている人がすきだ。それをがんばって埋めようとしているところ、あがいているところ、きっとはずかしいところが光っている。他人には触れさせない領域、それを眺めていたい。踏み込んだりしないからね、…

僕はゴミ、夜は海

完全防寒装備で4°Cの街を歩くわたしのそばを生足の女子高生が通り過ぎる。おー、まだ耐えられるのか。いや、女子高生は生足でも寒さを感じないんだよって生足のクラスメイトが言ってた。装備はマフラーのみ。わたしは平沢唯が好きだったから冬はタイツを履い…

everything is wrong but you

入院中、Twitterで知り合った人とLINEをしていた。彼は統合失調病だった。わたしより十も年上なのに、みおさん、と常に敬語で話してくれた。 彼は多くの本を薦めてくれた。精神病院に入院していた時、ひたすら読んでいたらしい。syrup16gのファンで、好きな…

Everyday fine

こころのおもうままに生きて、それでだれかが離れていくなら、それでいいのかもしれない。我慢して縮こまる部屋の片隅で、足の爪を一枚ずつ剥がし続けるような日々が、わたしを助けてくれるなんておもってない。わたしがわたしを見放さなければいいだけの話…