光のように生まれたはずだ

カーテンの隙間から覗く光を見ていた、彼は汗をかいていた、もう二度と会わないだろうと思った、君の人生とぼくは交わらない。

インターネットから消えてしまえば、自殺なのかな。消えちゃったら、すぐに忘れてね、人から忘れられて、ぼくは初めて死ねる。憂鬱な毎日を嗤うようにすがすがしいほど晴れが続くから冬が嫌いだ、早く厚い雲が空を覆って、街が白くなればいい。ぼくの心の隙間に雪が積もって、息も冷たくなって、生きてる心地が曖昧になればいい。

ふたりでも寂しいならもう、君は要らない。最高の夜って分かったから、朝日がそれを薄めていくのがつらかった。いつもそう。幸せは瞬間で、永遠なんてどこにもない。期待なんて捨てて絵空事を踏み躙って初めて、ぼくはぼくを好きになれる。