泣かないでなんて言わないで

推し、愛してる。でも君は生きる理由にはならない。生きててえらいって言われて、嬉しいよ、でもぼくは死ねないだけだよ。結局怖いんだ、人に甘えて生きている。世界に甘えている。

もう誰の顔も見たくない。君のLINEを無視するたびに、少しだけ呼吸しやすくなるぼくを許してほしい、君がいなくなれば、また少し地獄に近づくことができる。

泣いているぼくを見ているのが冷たい部屋だけでよかった。嘘ばっかりついて、へらへらしているぼくを、無音が殴りつけて、ぼくはぐちゃぐちゃになる。正気っぽいものに戻るとき、出るのが嗚咽であったらよかったのに。うまく呼吸ができない。いつまでもこうなのですか、毎日首を絞められているなら、希望なんてないよ。